弁護士なしの体験談は成功している内容ばかりだけど
強硬手段に出ざるを得なかった
第二回目が行われるまでに裁判所へ郵送で用意してほしいと言われていた父の所得証明書、課税証明書、戸籍附票を早速、郵便で取り寄せることにした。
必要な書類は全て、市役所のホームページからダウンロードしコピー。
内容は、きちんと記載例が用意されており、コピーをして母はそれを参考に記入していく。
ただ、困った項目が出てきた。
それが所得証明書や課税証明書は本人が著名捺印しなくてはならず、本人ができない場合は代理人が必要で、その場合も本人の承諾が要る。
父とは、父が家を出て行ってから一切連絡が取れない状態。
携帯を変えたことは叔母だけが知っているが母は全く知らない。
何故裁判所は、書類も提出せず調停にも出て来ていない父の本人しか取り出すことのできない書類を要求してきたのか疑問に感じた。
けれど、本来なら専門家の弁護士さんに依頼すれば解決できる事なのかもしれない...。
母は、少し字を崩しながら父の名前と住所を書き捺印をして強硬手段に出ざるを得なかった。
こうなったらと怒りもあり開き直ることにしたけれど、悪いことをしている...と、バレたらどうしよう...と、怖い気持ちと心が痛かった。
市役所の法人市民税・諸税課宛てと、市民課宛てにそれぞれ郵送した。
一本の電話
数日して市役所の税務課から電話が入った。
もしかしたら、記入したことがバレたかとビクビクした。
問われた内容に、裁判所はどちらか一つでいいと言っていたので「所得証明書だけでいいです」と答えた。
ホッとした。
無事書類が届き、レターパックで裁判所へ郵送。
一通の手紙
後は、期日に母が裁判所へ出向いて行く日を待つのみと思っていたところ、一通の差出名無しの手紙がポストに。
字の雰囲気からまさかとは思ったけれど、驚いたことに父からの手紙だった。
顔を顰める、3行程の乱文とお金が包まれていた。
生活に困っていた事もあり、お金はとても助かり有難かった。
でも「何で今頃になって」と、調停時に言うべきか悩んだけれど、結局この事は伏せる事にした。
思わぬ事になった
父の手紙の件もあり、調停はどうなるか重苦しかった。
母が帰宅し、どうなったかと話しを聞いて、いまいち話が頭に入ってこなかった。
調停が何故か
取り下げとなった。
その意味が始め飲み込めなかった。
母の障害年金と父の年金の話に、父の年金のほうが低いから多いほうから逆に渡さなければならなくなると説明を受け結局のところ取り下げとなってしまった。
納得いかない
このままでは理由が分からず、せめて30分だけの相談だけでもと思い、法律事務所へ予約をしようと電話をしてみることにした。
いざ電話しようとしても、すごく緊張し勇気がいった。
小さな事務所を選び電話をすると一件目は、電話に出ることがなく、違う所へ電話してみることに。
受付の方が対応してくれて、どういったご依頼か聞かれたので話してから数分待たされ、予約はだいぶ先になると言われ、こっちから断った。
というか向こうから受ける気が無いのだろうなと思った。
内容だけ聞いて上手く逃げる感じにムッとした。
内容がヤバいのかと不安になり、ネットで調べてみると、全く同じような内容の、婚姻費用分担請求の取り下げについての記事が載っているのを見つけることができた。
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